まぶたに接着剤を塗り、二重まぶたを作る「アイプチ」。
手軽に二重を作れるため人気である一方、かぶれや腫れなど、様々な皮膚炎も報告されています。毎日のメイクに使用する、寝るときにも使用するなど、アイプチをやり過ぎると皮膚トラブルの元となるのです。
皮膚炎を繰り返すと、まぶただけではなく眼球にも悪影響を及ぼすような病気へと発展する場合があります。
アイプチをやり過ぎると、どの様なトラブルが起こりやすいのでしょうか。トラブルが起こってしまった際の対策方法も紹介します。
アイプチをやり過ぎると傷やかぶれの原因に?
アイプチを使用していて、まぶたが腫れる症状やかぶれる症状が見られた場合、アイプチに含まれる成分でアレルギーを起こしている可能性があります。
また、まぶたの皮膚を折ることによって血行不良を起こして腫れている可能性があります。
アイプチを使用しない日には症状が出ない場合には、アイプチのやり過ぎによるものである可能性が高いでしょう。
かぶれてしまう場合、腫れよりも皮膚の状態は悪化していると言えます。傷が出来る方もいるようですが、傷が出来ている箇所に接着剤を塗ればさらに悪化してしまうため、早急に使用を中止し、病院を受診しましょう。
アレルゲンを特定する
アイプチは接着剤を使用して、まぶたを二重にしています。この接着剤の成分はアレルギーを起こしやすく、この様なトラブルが後を絶たないのです。
接着剤には、ゴム・アクリル・ポリ系といったアレルギーとなり得る成分が含まれています。特にアレルゲンとなりやすいのはゴムです。ゴムアレルギーは、アイプチをやり過ぎることによっても発症することがあります。場合によっては、接着剤を付けた直後にかゆみや腫れが起こる場合も。
成分を確認し、アレルゲンではと疑われる成分が入っていた場合には、該当する成分の含まれないアイプチを探しましょう。
アイプチをやり過ぎている場合のトラブル対処法
アイプチで腫れなどのトラブルが起こった場合の対処法と、日々必要なケアを見てみましょう。
まぶたの血行促進
腫れが見られた際には、まぶたを冷たいタオルで冷やし、次に温めたタオルを乗せます。この様に冷やして温めるという方法を何度か繰り返しましょう。血行が良くなることで、腫れを解消することに効果的です。
しかし、かぶれてリンパ液などが滲んでいる場合には行わず、皮膚科で診察を受けましょう。
まぶたのケアも忘れずに
まぶたが綺麗で、見た目には問題がないように見える状態であっても、接着剤を塗っているまぶたに問題が起こらない訳がないのです。
乾燥や肌のダメージは起こっているため、アイプチを取った後には美容液などで保湿ケアを行いましょう。
アイプチ使用後のケアとは
アイプチは使用時の注意事項だけではなく、使用後の注意事項もしっかりと守ることが大切です。
アイプチを丁寧に落とす
アイプチをやり過ぎると、まぶたの皮膚を痛めてしまいます。アイプチを落とす際には、接着剤をふやかし、ゆっくりと取りましょう。接着剤を引っ張る様な方法で取っている方が多いのではないでしょうか。
これでは、日々まぶたの皮膚を傷めつけているという状況になります。肌トラブルや、病気の原因ともなります。
症状が悪化することは防ぐ
まぶたは非常に皮膚の薄い場所でもあります。そのため、肌トラブルを繰り返すことで皮膚が劣化して行きます。劣化が進むと眼瞼下垂(がんけんかすい)という筋力低下を原因とする病気になるケースがあります。
手術が必要となり、手術を受けても回復しない可能性もある病気です。